ノノミの実家ネフティス家が債権者団体を傀儡に砂漠横断鉄道関連の利権を買収した話。 ネフティス家はかつてアビドスで栄華を誇ったが砂漠化の進展と共に衰亡を始める。 逆転を狙い砂漠横断鉄道の建設を試みるが資源も無く要衝でも無い地での鉄道への投資は失敗する。 アビドスの利権の殆どはカイザーが握るようになったが、3章冒頭で債権が売りに出されることに。 それ故、ネフティス家は生き残りを賭けて私募ファンドを結成して債権を回収、再起を試み暗躍する。 そんな時「偶然」梔子ユメがネフティスから100万円で鉄道施設使用権を購入する契約書類が見つかった。 ユメ先輩の残した痕跡が突如現れたことにホシノは戸惑い一晩の猶予…
理不尽なカスハラを受ける鉄道職員がついにブチギれ、武力鎮圧を図る話。 産業構造の転換により第三次産業が主流となりサービスの質が競争対象となったかつての時代。 経営者は労働者の質が悪かったこともあり、客を神扱いさせることで、サービス向上を図った。 昔は客側にもサービスを提供して頂いているという感謝の念があったため比較的平和な時もあった。 だが神扱いされることが当然となった客たちは、いつしか不遜な態度を取るようになっていった。 また失われた30年により衰退国と化し、閉塞感を抱く人々は不満の捌け口を求めていった。 その矛先が向かったのがサービス産業の従事者であり、特に鉄道会社へのカスハラは酷かった。…