2024年のノーベル文学賞は、韓国のハン・ガンが受賞しました。 今年は、常連の村上春樹をはじめ多和田葉子や小川洋子ら日本人作家がノーベル文学賞に手が届くか?といった国内メディアの事前予測がありましたが、ハンガンがアジアの女性として初の同賞受賞となりました。おめでとうございます。 スウェーデン・アカデミーは、選考理由について、「作品において、歴史のトラウマや、目には見えない一連の縛りと向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにしている」と説明。「彼女は肉体と精神、生きる者と死者のつながりに対し、独自の意識を持ち、詩的で実験的な文体で、現代の散文における革新者となった」と評しました。 恥ずかしながら、…