はしご酒(Aくんのアトリエ) その五百と八 「メザセ マットウニ ウルサイ イッパンピーポー」 しかし、ナゼ、論理的な、科学的な、具体的な説明をしなくて済むのだろう。 「方針や政策の変更を行う際に、ナゼ、あの人たちは、丁寧な説明をしなくても、大丈夫、乗り切れる、と、思うのでしょうか」 「大丈夫、乗り切れる、と、思うか、ね~・・・」 ヤバい。 この感じ、またまた再び、Aくん、沈黙の扉を開けてしまいそうだ。 「そうだ」 えっ。 「ハトムギ」 ハ、ハトムギ? 「ハトムギのラスクがあった」 ハトムギの、ラスク? 「とにかく旨いんだよ、そのラスクが。食べる?」 そう呟くと、私の返事を待つ素振りなど微塵も…