Howards End
1991年(1992年公式公開)のイギリス映画(日本出資)/シネマスコープ(スーパー35)/143分。 1993年アカデミー賞三部門受賞作(脚色賞、美術賞、衣装賞)。 E.M.フォースターの代表作の映画化。
The E. M. Forster Trilogy: A Room With A View / Howards End / Maurice: Original Film Soundtracks
Howards End Tie In
Howards End (Classics on Cassette)
ハワーズ・エンド [DVD]
2021年5月 ※クリック注意!ネタバレ・感想あり※ ※ GYAO! は2023年3月にサービス終了しています※ ハワーズ・エンド ★★★★ 裸足の季節 ★★★ はじまりへの旅 ★★ ヒトラーの忘れもの ★★★ 白雪姫と鏡の女王 ★★★ 庶民派白雪姫? ランキング参加中映画 ※以下ネタバレ・感想※
主の降誕の日を過ぎると、どの仏蘭西料理店も休暇に入るので、私は食事に困る。だから私は仏蘭西料理に在り着くため、明日仏蘭西に渡る。何のことやら。 ジェームズ・アイヴォリーの『ハワーズ・エンド』、かの名作を2年ぶりに観返す。「今、物質は精神の高き玉座を簒奪せむと...」、こんな詩がある。アイヴォリーの作品は進歩主義者の、楽観主義者の、ブールジョワの、すなはち近代人の醜さを剔抉する。それと同時に心の高潔さ、芸術性、すなはち人間性を保持しようとする、時代遅れの人間が破滅して行く様を描破する。その舞台として19世紀の英国はうつてつけと云ふこと。どちらの生き方が正しいかについて、人類の間で一致した回答がで…
『眺めのいい部屋』、『モーリス』に続き、フォースターの小説を原作とする、ジェームズ・アイヴォリー(James Ivory)監督映画。アイヴォリーは、実力あると判断した英国俳優を繰返し起用するのかな。本作でマーガレットを演じたエマ・トンプソン、ヘンリーを演じたアンソニー・ホプキンスは、翌年の『日の名残り』に本作同様主役級として出演。他にも、ヘレナ・ボナム=カーターは『眺めのいい部屋』に、ジェームズ・ウィルビーは『モーリス』に、ヴァネッサ・レッドグレーヴは『上海の伯爵夫人』にそれぞれ起用されている。 美くしい別荘地ハワーズ・エンドをめぐる凄惨なドラマ。あの人は年に何ポンド稼ぐとか、家賃は幾らとか、…
「家が人を選ぶ」 原題も「HOWARDS END」(家の名前) ハワーズ・エンドは、原作者であるフォースター(1879~1970)の 母親がかって所有していたコテージ・ハウスで 今でもロンドンから数十キロ離れたハーフォードシャーに 存在しているそうです フォースターの母親は労働階級の生まれでしたが 家庭教師として裕福な上流階級の夫人に引き取られ その家の建築家を目指す甥との間にできたのが、フォースター しかしフォースターが生まれてすぐ夫を結核で亡くしてしまい 裕福な夫人は、母子を庇護するため ハーフォードシャーの「古くて小さく感じがいい、赤煉瓦の家」を フォースターの母親に与えた、というのが作…