世の中をもっと美しくするために 美しいものに出会い、触れ、伝え、美しく生きること 読み聞かせ目安 高学年 10分 あらすじ ルピナスさんは、小さい頃アリスという名前で、海辺の町に住んでいました。 アリスのおじいさんは、船首像を彫ったり、看板を作ったり、絵を描いたりするおじいさん。アリスはそのおじいさんから、 「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ」 といわれて育ちます。 「いいわ」 アリスはおじいさんと約束し、大きくなるとまず、町の図書館で働きはじめました。 本の埃を払ったり、整理したり、本を借りに来た人に手を貸したり。 やがてアリスは、ミス・ランフィアスと呼ばれる…