Hildegard Knef
ドイツの女優・歌手・作家。「考える男のためのマルレーネ・ディートリッヒ」と称された。
1925年12月28日生まれ。映画初主演は1946年の第二次大戦後初のドイツ映画"Die Moerder sind unter uns"。1950年のヴィリ・フォルスト監督作『罪ある女』のヌード・シーンで戦後ドイツ映画界最大のスキャンダルを引き起こした。1952年にはハリウッド大作『キリマンジャロの雪』に出演*1。ブロードウェイで出演したコール・ポーターのミュージカル『絹の靴下』は計675回上演の大ヒットとなった(1954年〜1956年)。1970年に発表した自伝的小説"Der geschenkte Gaul"は17カ国語に翻訳され国際的なベストセラーになった。1973年には癌の手術を受けたが、その後も作詞するシャンソン歌手として、作家として、そして女優としてドイツ国内外で活躍を続けた。
2002年2月1日ベルリンで死去。自身出演した彼女についてのドキュメンタリー"A woman and a half"が遺作となった。
*1:アメリカ映画出演の際にはKを取ってHildegard Neffと名乗った。