乙巳年五月初三。摂氏14.0/24.0度。晴。信州の大兄より蕎麦が届いた。屋代高校前の一松亭の乾蕎麦とお出汁に蕎麦茶と八幡屋の七味までついてゐる。 家人が折角だから、と蕎麦やの即席でそら豆、茄子の一夜漬けと茗荷和へ、舞茸の天ぷらとかき揚げが供される。酒は相模原M氏よりいたゞいた相模大矢孝酒造の残草蓬莱ざつさうほうらい。さらっとしてゐるやうで辛口のコクあり。 一松亭の蕎麦を茹でて頬張る。蕎麦にはジャズがよく似合ふ。今日の蕎麦の感じはビル=エヴァンズの一択なのだ。 「こだわりの蕎麦や」だとジャズがかかつてゐるのは何故なのかしら。打たれた蕎麦が寝ながら聴くジャズのサウンドでより美味くなるとか。アタシ…