ピュテアスの彫像 第五章 プレタニの島 ピュテアスのブリテン島の大きさの数字は正確である。 距離を測る方法は毎日どれくらい航海したかを推計する以外になかった。 潮流と風を計算に入れて、航海時間を導き、航海した距離に北、南などさまざまな点を考慮し、至点における真昼の太陽高度を基礎にして導き出した。 経験豊富な船乗りとはいえ、信じがたいほど正確である。p124 ピュテアスがどんな船で航行したかは想像するしかない。 大西洋沿岸を舟航する船については、丈夫な樫でつくられ、獣皮を帆にした船が普通だったと考えられる。 第六章 極北の島 アイスランドにアイルランド修道士たちが住んでいたことは確かな事実である…