経済ニュースで「ラピダス」という名前を聞くたびに、なんとなく胸の奥にザワつきが走る。 「いまさら?」「間に合うの?」「本気なの?」──そんな疑念が、つい顔を出す。 ラピダス(Rapidus)は、2022年に設立された日本の半導体製造会社である。ソニーやトヨタ、NTTなど日本の大企業が出資し、経済産業省が巨額の補助金を注ぎ込んで設立された、いわば“国家プロジェクト”だ。 目指すのは、最先端の「2ナノメートル」プロセスでのロジック半導体の量産──つまり、世界でトップレベルの技術を自国で生み出し、作り出すこと。 では、なぜそんな壮大な挑戦が、今になって始まったのか。 その背景には、「かつての栄光」と…