ウチの日本の田舎では、年末はおせち料理作りで忙しい。キッチンは常にフル回転、あの皮むいて、あれ切って、これ巻いて、と子どもの頃からよく手伝わされた。 そんな台所のドタバタも大晦日までにひと段落させ、大晦日は家族そろって「年とり」をする。この一年を振り返り、健康で過ごせたことに感謝し、また次も良い年になるよう願いながら、正月料理をいただく。そしてお酒をたらふく飲む。 私が子どものころは遅いお昼、または3時とか4時とか半端な時間に開始していた覚えがある。みんなそれまでにお風呂に入り、新品の服を着る。 たらふく食べて飲んだあとは、仮眠を取って夜の会に備える。夜もまぁ食べ飲みして、11時半ごろ村の神社…