今日のタイトルはブライアン・フェリーの「Another Time , Another place」の邦題から拝借した。多分だけど昔渋谷陽一がロック・ミュージックを語る時にこの言葉を使って「ロックとは、今ここではない何処かを目指す音楽なのだ」「そんなものはないとも言える。だからこそ青春の音楽なのだ」というようなことを言っていた。しかし1960年から数えるとすると(本当はもっと前からだが、便宜上、ということでご容赦ください)もう73年経っている。73歳といえばもう立派な老人である。青春などと口走ることは出来ない。 とはいえ、クラシック音楽なんかはもう何百年も前から存在し、今も多くのアーティストがそ…