・松崎有理. シュレーディンガーの少女. 東京創元社, 2022, 378p., (創元S F文庫ま-2-2). シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫) 作者:松崎 有理 東京創元社 Amazon 「本書のコンセプトは『ディストピア×ガール』です」と著者あとがきにあり、まさにその通りの短編集。ディストピアを描いた小説には耐性があるんだけれど、残酷描写はとても苦手なので、正直読むのがつらい箇所が多かったです。でも読み終えられたのは、ユーモアもあるから。魚を見るのも食べるのも好きなわたしは、『秋刀魚、苦いかしょっぱいか』が一番楽しんで読めました。 ・伊藤人誉. 馬込の家—室生犀星断章. 金沢,…