オプションの理論価格を決定する確率偏微分方程式(その解は熱伝導方程式の解として既知). デリバティブの理論で用いられる.
株価のリターンの対数を取ったものは正規分布
:ヨーロピアン・コールオプションのプレミアム :ヨーロピアン・プットオプションのプレミアム
S:原資産の現在価格 X:権利行使価格 r:リスクフリーレート,非危険利子率 T-t:満期までの期間 σ:原資産のボラティリティ N(d):標準正規分布の累積密度関数.
References:
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こんにちは、株もっちーです。 金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。 要するに読書感想文的な活動ですね。 読んだ本:経済数学の直感的方法 マクロ経済学編、長沼伸一郎 経済学部からのSOSにより生まれた本 中級編までにしときました ケインズ経済学 二大難解理論 マクロ経済学の「動的マクロ均衡理論」 金融工学の「ブラック・ショールズ理論」 まとめ 読んだ本:経済数学の直感的方法 マクロ経済学編、長沼伸一郎 経済数学の直観的方法 マクロ経済学編 (ブルーバックス)作者:長沼 伸一郎講談社Amazon 経済学部からのSOSにより生まれた本 だそうです。 そも…
前回は株価モデルを中心に、株価の値動きの前提になっている条件からそれをシミュレーションに落とし込むまでの流れを解説した。 今回は前回の株価モデルの話をもとにしてブラック・ショールズ方程式の概念的な解説をしていく。 まずそもそもブラック・ショールズ方程式というのは何を求めるためのものなのかを解説した後、 数式で言われている結果がシミュレーションの結果と相違ないことを確認していく。↓前回の記事 swdrsker.hatenablog.com ブラックショールズ方程式は何を求めるものなのか? ブラックショールズ方程式は何を求めているのかを説明する前にまずオプション取引について紹介しなければいけない。…
注:これは、ジューディア・パール、ダナ・マッケンジー「因果推論の科学―「なぜ?」の問いにどう答えるか」のコメントです。 (12)帰納法と時系列と因果推論 1)帰納法と時系列は因果ではない 時系列は、因果律ではありません。 上昇している株価は、どこかで下がります。 過去のデータを集めて仮説を作っても、将来にその仮説があてはまる保証はありません。 帰納法は、仮説をつくるプロセスに間違いはありませんが、出来た仮説が将来にあてはまると考えることは間違いです。 多くの場合、帰納法を使う目的は、将来にあてはまる仮説を作ることにあります。 この目的が達成できるかという視点で判断すれば、帰納法は間違いであると…
歴史 平均=分散理論 MM理論 シャープ・レシオ(CAMP) ブラック=ショールズ方程式 応用分野 デリバティブ(derivative) リアル・オプション フィンテック 歴史 以下、意味不明なところはスキップしながら読んでいただきたい。 平均=分散理論 1950年代に、マーコビッチ(Harry Markowitz)が「現代ポートフォリオ理論」(modern portfolio theory: MPT)を提案。この理論が金融工学の起こりとされている。1952年に、マーコビッチは、証券の個別銘柄の「リターン」と「リスク」は「リターン」の統計量(平均値、分散など)により説明ができ、「ポートフォリオ…
(論説を書く理由を説明します) 1)屋上屋と経験 「屋上屋を架す (おくじょうおくをかす))」の現代語訳は、「屋根の上にさらに屋根を架ける」で、むだなことの意味です。 筆者は、論説を書いていますが、似たような論説は、WEBにあふれています。 専門家と呼ばれる人が、マスコミに、登場して、論説や本を書いています。 この状況の中で、敢えて論説を追加する意味はあるのでしょうか。 実は、流布している論説には、共通点があります。 それは、日本型のリベラルアーツに基づいている点です。 教養がブームになって、経営は、哲学であると書いている経済新聞もあります。 日本型リベラルアーツは、経験を重視します。 年功型…
(今回は難しい内容です。間違っていたらご免なさい) 煙の粒はふらふらとランダムに動く。これは煙の粒に周りの空気分子がぶつかるためで、ブラウン運動と呼ばれる。この運動は微分方程式で記述できない。記述できたら次にどう動くか予測できるのだが。 しかし次の瞬間、大きくは動かないだろう。少しだけ動く可能性が高い。だから煙の動きを確率的に予測することはできる。投げたボールの動きは微分方程式で記述できる。それと同じように、煙の動きは確率微分方程式で記述できる。 確率微分方程式の基礎を作った一人は日本人数学者の伊藤清氏だ。これを解くための「伊藤の定理」も発見した。 一方、海外では、昔から株や債券の価格を予測で…
わるようになりました。また、ブールバキグループによる構造主義的な数学の展開や、カテゴリー理論の発展など、数学の抽象化が進みました。数学の重要性とメリット 数学は、論理的思考力を養い、問題解決能力を高めるという点で、非常に重要な学問です。数学的思考は、物事を抽象化し、本質を捉える力を養います。また、数学は様々な分野で応用されており、科学や工学、経済学など、多くの分野で必要不可欠な学問となっています。数学的モデルやシミュレーションは、複雑な現象を理解し、予測するために欠かせません。科学技術への貢献 数学は、科学技術の発展に大きく寄与してきました。物理学では、ニュートン力学や相対性理論、量子力学など…
2023年のまとめとして、今年一年間の簡単な振り返りをしてみたい思います。