江川泰一郎『英文法解説』に、視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚の五感についての説明があった。人を主語として五感を二つに分類すると、意志を持つ場合と持たない場合とがあり、前者はlook(at),listen(to),feel,taste,smell,後者はsee,hear,feel,taste,smellと分類される。 意志を持つlook系は進行形を作ることができるが、意志のないのは進行形は作れない。そのうえで著者は人間の五感のなかでもっとも基本的な視覚と聴覚には複数個の動詞を使うが、比較的マイナーな触覚、味覚、臭覚にはそれぞれfeel、taste、smellしか使わない点がおもしろいと述べていた。 …