ラグビー日本代表のヨーロッパ遠征最終戦は、イングランドと聖地トゥイッケナムでの一戦。国の代表同士の試合であるテストマッチとしても、今年はこれで最後となる。僕は前日に早慶戦をテレビの録画で視聴していたが、慶應がノートライで完敗するのを見て、日本代表が同じようになってしまうことだけを危惧していた。 結果はもちろん得点だけ見れば完敗ではあるが、内容的にはよいプレーもあり、トライを2つ奪えたことは前向きに考えてもよいだろう。特に最初のトライは、CTBライリーが突破したところを内側でフォローしたSH齋藤のプレーが光る。2つめのトライはSHが齋藤から藤原に代わった直後でもあり、姫野が決めたことにも意味があ…