電波の質が良く、室内や建物の陰でも届きやすい周波数帯のこと。
700MHz〜900MHzの周波数帯域が中心となっている。
一般に電波の周波数が大きくなるほど、アンテナが小さくなるため携帯端末通信に適するようになるが、周波数が大きくなるほど、電波の直進性が強くなるため、建物の陰に電波が回り込みにくくなり、都心などでは利用しにくいエリアが増えることになる。そのため、そのバランスがちょうどいい周波数帯が700MHz〜900MHzであり、携帯電話事業者が最も欲しがる周波数帯であることから、プラチナバンドと呼ばれるようになった。
2012年2月29日、900MHz帯で15MHz幅×2(上り900 - 915MHz・下り945 - 960MHz)の割り当てについて、ソフトバンクモバイルの開設計画を認定する旨を電波監理審議会(電監審)に諮問し、電監審が免許交付を答申した。
2012年7月25日、ソフトバンクモバイルがプラチナバンドを順次開始し、対応基地局を2012年度中には約1万6千局、2016年度中には約4万1千局まで増設する予定。
今後、総務省は700MHz帯についても、10MHz幅×2を3社に割り振ることに決めた。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120229/biz12022907070028-n1.htm
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対応端末であれば、プラチナバンドのエリア内に入ると自動的に電波をつかむため、特別な設定や契約をする必要はない。