インド映画『サラール』を観る。主演は『バーフバリ』のプラバース、監督は『K.G.Fシリーズ』二部作のプラシャーント・ニール。そのふたりがタッグを組んだ結果、実に異様な迫力の映画が誕生した。 アメリカ合衆国で活動する実業家クリシュナカントの娘アディヤは、父親から禁止されていたにもかかわらず母親の遺骨をガンジス川に散骨するためにインドへとやってくるのだが、入国と同時に何者かに付け狙われることになる。それを救うために名指しされたのが地方の炭鉱町で母とふたりで秘かに暮らすデーヴァ(プラバース)だった。母から一切の暴力を禁止されていたデーヴァだったが、アディヤが攫われそうになったとき、母が禁令を解き、圧…