インバウンド需要の爆発的な回復に沸く日本のホテル業界。特に、世界的なブランド力と予約網を持つ国際ホテルチェーンは、この追い風を最大限に享受していると見られています。その代表格である「ベストウェスタンホテル」の日本国内での運営を担うのが、株式会社フィーノホテルズです。 しかし、同社の決算書を紐解くと、そこには「当期純利益8.3億円」という驚異的なV字回復を示す数字と、同時に「23億円超の債務超過」という深刻な財務状況が同居する、極めて稀有な姿が現れました。なぜ絶好調の市場で巨額の利益を上げながら、依然として債務超過に苦しんでいるのか。このパラドックスから、同社の壮絶なコロナ禍からの再生と、親会社…