ホソミオツネントンボ

春の息吹を感じに家族で地元谷戸へ散歩に行って来ました。 スミレも芽吹き、越冬していたツマグロヒョウモンが起きて来ていました。 この日は風も無く今年1番の暖かさで、子どもたちも谷戸へ着く前には暑い暑いと半袖に。 田んぼの脇の畑ではようやくモンシロチョウが舞い始めていました。 毎年アマガエルの合唱が行われる地元では数少ない貴重な田んぼ。 出迎えてくれたのは早春の風物詩ツクシ 出会えると嬉しいシロバナタンポポ 広場へ着くと息子と妻が「何かの卵がある！」と呼ばれ見に行くと 桜に産み付けられていた大きい卵 多分ヒメヤママユの卵。幼虫は春先に良く見ますが、卵は初めて見ました。 定点観察しているクヌギカメム…

師走前の水元公園では、意外な収穫もありました。背中の金色の点刻が美しいエゾカタビロオサムシです。東京都区部の都市公園で、エゾカタビロに会えるとは、思ってもいませんでした。 ゴツゴツした樹皮の中に潜り込んで越冬しようとしていたようなのですが、樹皮の割れ目が小さすぎて、お尻が丸見え。 頭隠して尻隠さずの典型で、「ここにいるので見つけて下さい」と言わんがばかりのセクシーポーズ。お尻をつまんで引っ張り出しちゃいました。 水元公園のエゾカタビロオサムシ。金色の点刻がチャームポイント エゾカタビロオサムシはこんなセクシーポーズで越冬準備 寒そうなお尻の点刻を拡大してみました。 水元公園のヨモギには、寒さに…

成虫越冬した虫はたいてい、子孫を残したら春から初夏にかけて、色落ちしてボロボロになって、死を迎えます。悲しいですが、それも自然の掟ですね。ところが、成虫越冬した後に、美しいカラフルな姿に変わる掟破りの虫がいます。ホソミオツネントンボです。人間の女性でいえば妖しい美魔女のような存在ですね。でもホソミオツネントンボの場合は、特にオスの青色が鮮やかです。 冬を越して、地味な茶色から鮮やかな青へと変身するホソミオツネントンボ 8月ごろ羽化した新成虫は茶色です。その目立たたない茶色の姿のまま、木々の小枝につかまって冬を越します。そして春を迎えると、茶色の体色が鮮やかな青に変わるのです。劇的ですね。こんな…