高い所から山の方を見ると高圧線の鉄塔がたくさん立っています。これらを維持する労力とコストは膨大でしょう。その高圧線の点検作業に遭遇しました。道端に並んだ作業車のナンバーを見ると各地から集まっていました。 このような送電ネットワークが各地に張り巡らされていて、そのおかげで日本のどの場所でも電力の供給を受けることができるわけです。 ところが人口が減少して、少し都市部を離れると限界集落あるいはその一歩手前の集落ばかりになった場合、このような送電ネットワークは経済的に維持可能でしょうか? 昔の日本の人口を推測した資料を見てみると、日本人口が1億人を越えたのはそれほど昔のことではなく、100年前には日本…