今回も前回に引き続き「ウォーバートン大佐の狂気」事件をモチーフとした短編です。収録されているのはアドリアン・コナン・ドイルとジョン・ディクスン・カーの共著「シャーロック・ホームズの功績」です。 1.上述の通り短編集の「シャーロック・ホームズの功績」に収録。 2.時期:1888年4月12日です、、正典の「四つの署名」事件は一般的には1888年の夏~秋頃とされており、この説に従えばこの時期ワトソンは独身か、あるいは最初の妻と結婚している事になります。但し診療所を訪れて来たウォーバートン大佐夫人はワトソン夫人のインド時代からの友人、と言う話になっているので、ワトソンは結婚していて奥さんはメアリーであ…