三重・伊勢神宮の日本国旗(写真:丸井 乙生) 極限状態を乗り越え、真の世界王者に輝いた。 1968年メキシコシティー五輪・レスリングフリーフライ級で、中田茂男は金メダルを獲得した。64年東京五輪・同級で金メダルを獲得した吉田義勝との代表争いを制し、五輪では優勝候補を破って金メダルを獲得。華々しい道をたどったかのように見えたが、舞台裏では高地開催の気候条件と8キロの減量に苦しめられていた。 金メダルの数だけ、超人たちのドラマがある。 レスリングの名門・中央大学へ~伝統を受け継ぐ 前大会金メダリストの同郷・吉田と代表争い 極限状態で挑んだ金メダル 種目2連覇達成 金メダルから50年…世界レスリング…