もう随分と長らくSF小説には刺激を受けてきた。精神的賦活剤としての服用歴は学歴よりも長い。今のかみさんとよりも長い付き合いだ。 ひょんなことから気になったのが、空想科学哲学小説がないことだ。 異星人SF、時間SF、(平行)宇宙もの、戦争SF、カーSF、SFミステリー、終末もの、ユーモアSF、スペースオペラ、ジェンダーSFやロマンティックSF、ホラー系SF、言語SF、ロボットものや最近ではAI SFも独立した分野になりつつある。 所を変え品を変え様々なタイプの発想と空想が入り乱れている。 ではあるが、科学基礎論をネタにしたサイエンスフィクションはジャンルとして存在しないではないか。つまり、「空想…