我々は普段意識していませんが、脳内に予め用意してある文法があります。 人の話を聞いたときに、脳内では一言一句漏らさずに記憶しているわけではなく、 相手の話のキーワードだけを抜き取って自分の文法に当て嵌めて理解しています。 これは自分の脳内だけにある文法で「メンタル文法」と呼ばれています。 要は経験則や知識と言った自分の持っている背景のことです。 相手のメンタル文法が自分と近い場合には、話がスムーズに聞き取れますが、 大きく隔たりがある場合には、会話が嚙み合わなかったり、言っている意味が 解らなかったりします。 例えば、あなたが株式に投資したいと考えています。 本を読んで、しっかり勉強したので、…