今この時に、本著に触れる事ができて良かったと思います。 カルトがはびこり、宗教全体が社会から疎まれかねない中で、人々の生きる助けとなるために聖書の言葉を読み解いて行くという姿勢が貫かれている本著は、キリスト教の説教集という枠を越えて多くの人に読まれるべきものと感じました。 宗教は人々をたぶらかすのではなく、人々の生きる助けになる為にこそ存在する。 その基本に立ち返る事が、今求められている様に思います。 さて、連日、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)関連のニュースが流れていて、大学で仏教学を学んだ人間としてはげんなりする訳です。 新興宗教やカルトと言われる集団が社会問題や事件を起こす度に、宗…