【あらまし】 プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」の舞台を現代のニューヨークに移したミュージカル映画。ボヘミアン的生活を送る四人の若い男(詩人、画家、音楽家、哲学者)と二人の女性との恋愛が歌われる。基本的な筋は、プッチーニのラ・ボエームと同じである。 オペラが元になっており、ほぼ全部セリフは歌である。【オペラ歌手】 実力派の若手オペラ歌手が演じている。詩人(テノール)とヒロインのミミ(ソプラノ)はアジア系、画家(バリトン)とその恋人(ソプラノ)はラテンアメリカ系、音楽家は黒人(バリトン)、哲学者は日本人(バス)とマイノリティー系の配役となっている。 オペラ歌手といえば、恰幅の良いヨーロッパ人とい…