抗認知症薬のリバスタッチパッチ・イクセロンパッチは、急激な薬剤血中濃度上昇をきたしにくく、安定して薬効を発揮するという貼付剤ならではの長所がある。 一方、短所は痒みやかぶれといった、やはり貼付剤ならではの皮膚刺激症状である。 リバスタッチパッチ・イクセロンパッチによる皮膚かぶれ 意欲や活気上昇といった効果が出ているにも関わらず、皮膚刺激症状のために継続出来なかった例は数多い。 当然メーカーは早くから事態を把握しており、基材を工夫して皮膚刺激症状を軽減した新たな製剤を昨年秋頃に発売したのだが、これが残念なことに患者さん達に不評なのである。 「旧型のパッチと比べて、剥がれやすくなってしまった」とい…