Linkwitz-Rileyフィルターを使って、低域フィルターと高域フィルターをクロスオーバーさせれば電気的にはフラットな特性が得られるが、音波的にはそうはならない。スピーカーが持つ電気的機械的音響的な伝達関数が間に入るからだ。これを考慮した上でクロスオーバーを設定することになる。例えば高音ユニットの下側のスロープ特性と低音ユニットの上側のスロープ特性が異なれば、低域フィルターと高域フィルターの次数が異なることもありうる。 ここでは暫定的に無難な選択として4次のLinkwitz-Riley(LR24)クロスオーバーを採用した。 聴感上の評価はもちろん、クロスオーバーの繋がりの評価としてはリバー…