レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ノベンバー」(2017)です。 初めてのエストニア映画ですが、軽く考えてまったく予備知識なしで鑑賞したのが間違いでした。中世の干乾びた寒村での話ですが、冒頭"使い魔クラット"なるものが登場します。木の枝で出来たプロペラのような形をしていますが、これが何なのか全くわからず、私には理解不能の映画です。 中世のエストニアって凄いところだなと改めて知った次第です。 中世を舞台にした寓話のような話で、素晴らしいモノクローム映像が多々ありますが、全体に土着的、暗鬱で貧しい農民と家畜が映し出される作品です。キャスティングも地味…