実は100種類以上もある認知症 まずは認知症について、きちんと知っておきましょう。 そもそも認知症とは、脳の機能(認知機能)が持続的に低下して、日常生活に支障をきたす状態を指します。 ですから、実態を踏まえると「認知機能不全症」と呼ぶのが正しいと、思っています。 始めに起こるのは、たいていもの忘れ(記憶障害)です。 数分前、数時間前の出来事を忘れてしまったり、約束事を忘れたり、よく知っている人やモノの名前が出てこなくなったりするのです。 誰でも年をとると、若い頃と比べて記憶力は低下しますし、顔は浮かんでいるのにその人の名前が出てこなかったり、「あれ、いま何をしようとしてたんだっけ?」ということ…