晴、灼熱溽蒸。午后驟雨有。今週は何があつたか。仕事でTVに映つた。無論エキストラAとしてに過ぎない。だが反響が凄い。世の中がミー嬢とハー嬢とで溢れてゐる証左。マスメディア、或いはソーシャルメディアを活用せずにこの社会を生きる私は全くの愚者である。 扨て、夏季休暇に入りつつある。私は休暇の度に何かしらしてゐる。ベートーヴェンからブルックナーまでの交響曲をすべて聴直したり、グラナダ・ホームズを見直したり、『風と木の詩』を読破したり。今夏はセザール賞の「最優秀作品賞」をすべて見る、或いは見直すこととした。その第一弾。 ロベール・アンリコ監督作。1976年(第1回)の最優秀作品賞。先の大戦、ドイツの占…