水切りかごの中の食器を片付けようとしていたら、妻が「いいのに」みたいなことを言いまして。そういうこと言われると、昭和生まれの昭和育ちの本領発揮で、ついつい「止めてくださるな妙心殿・・・」と、口をついて出てきまして。そしたら「その平手造酒(みき)って、どこに行くつもりだったの?」って訊かれまして。いやはや、斯くなる上は調べるしかないであろう。で、三波春夫さんの「大利根無情」をググってみました。「止めてくださるな妙心殿 落ちぶれ果てても平手は武士じゃ 男の散りぎわは知っており申す 行かねばならぬ そこをどいて下され 行かねばならぬのだ~」というセリフ。講談「天保水滸伝」、平手の行き先は大利根河原。…