『下戸の夜』を読みました。 タイトルの通り、下戸の本である。 下戸って上戸に対して下位に置かれている気がする~、というのは本の中でもちらほらあったけれど、改めて由来を調べてみると、語源は想像以上におぞましかった。 下戸/げこ - 語源由来辞典 (「婚礼時の酒の量」ってどういう意味だろう。主賓が上戸や下戸だった時の場合なのか、それとも来賓の場合なのか。) 読んでて興味深かったのが、酒飲みに対する恨みつらみもあるにはあるけれど、多くの文章に酒を飲むことに対する温かい眼差しを感じられたこと。酒を飲まない人は酒を飲まない人の気苦労というのはもう今更語られることのない大前提なのかなと思った。 私の「酒」…