Rと付き合うようになって数ヶ月、朝から頭がこんなに不安でいっぱいになることはなかった。 夫と息子に朝食の支度をする手も、台所に立つ足も、ずっと震えていた。 2人を送り出すと、へなへなとソファに座り込んだ。 いつもなら、午前中の講義前に、Rから必ず朝の挨拶メールが届き、 今日は何時ごろに電話できると、連絡してくれる。 しかし、いつまで待っても、オンに切り換えた受信通知音は鳴らなかった。 私は、ソファから崩れ落ちるようにして、ラグマットの上に寝転んだ。 スマホを耳の横に置いたまま、しばらく動けなかった。 置時計の秒針の音を、どれほどの時間聞いていただろう。 (もう、終わってしまうんだ……) 呼吸が…