体系的な学習をしているわけではないが、断片断片で仏教、哲学者、心理学者の思想や解釈を読むことが増えている。ここ最近、それらに強く興味が湧いているためだ。 その中でも、出会ったのは去年の秋口なのだが、なかなか腑に落とせなかった言葉がある。それは、キルケゴールの、「不安は自由のめまいだ」というものである。 セーレン・キェルケゴール - Wikipedia 「なんとなくわかるような気がするが、腹落ち感はないな~」というくらいの感想しか抱けず、かといって理解しようと努力するのも面倒で、放置していた言葉だ。 しかし今は、その言わんとすることが、おぼろげながら見えてきたように感じている。そして、めまいを感…