手数料と物流の経済全史玉木俊明東洋経済新聞社2022年10月13日発行 日経新聞の2022年11月26日の記事 ”米国の覇権は揺らぐのか 「ドル決済」の視点から読む3冊” の中で取り上げられていた本。面白そうなので、図書館で予約してみた。わりとすぐに順番が回ってきた。 その記事の中では、”『手数料と物流の経済全史』(玉木俊明著、東洋経済新報社、22年10月)からは決済覇権の歴史が見えてくる。交易や物流を軸に人類の長い道のりをたどり、覇権国家を「経済のプラットフォームの提供国」と定義した。具体的には19世紀末の英国が確立した、物流・情報・金融を掌握し「決済の手数料をはじめとする、さまざまな経済的…