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世界史

(一般)
せかいし

History of the world(英)

世界を連関のある統一的全体としてとらえた時の人類の歴史。

http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C0%A4%B3%A6%BB%CB&kind=jn&mode=0&base=1&row=0

世界の歴史のこと。国や地域別の歴史を集積した物をこう呼ぶこともあるが、上記引用にあるように「連関のある統一的全体」を重視することも多い。

古典的な考え方

有史以降、人類は地球上の各地でそれぞれの文化・文明を育み、それらの相互のつながりは(いくつかの例外を除けば)きわめて希薄な物だった。したがってこの時代には例えば「オリエント史」「イングランド王国史」みたいな個別史はありえても、世界全体をシステムとして統合した世界史は存在しなかった。
大航海時代以降、「地理上の発見」と西欧列強の世界進出によって世界の全体像が明らかになり、それまで個別に存在していた各地域が結びつけられることによって「世界史」が生まれた。

問題点

この考え方は、よく見れば単に「ヨーロッパ史」*1が世界全体に拡大された、というだけの話である*2

違う考え方

定義からすれば、個別史が相互に連関するようになるまでは「世界史」は不要であり、連関するようになった時点で「世界史」が必要になると言える。したがってこのタイミングが「世界史」の定義であると言える。
例えば岡田英弘の「世界史の誕生」はモンゴル帝国の活動によって東西ユーラシアの歴史がリンクすることになり、このときに世界史が生まれたとしている。

*1:昔の言葉で言うところの西洋史

*2:もちろんそれはそれで系統立った考え方だから、その枠組みの外に目を向けない限り、不自由はないとも言えるが

世界史

(一般)
せかいし

社会科の科目.
世界の歴史を扱う.

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