近代と現代の歴史。
もともと「近代」とは、近代になるイベント(例えばフランス革命)が発生してから以降の時代を指す概念であった。よって当然「いまげんざい」も含まれるはずだったが、実際には「現代史」のように、近代と現代を分けることも多い。 この場合に「近代史」と言っても、「近代以降現在まで」か、「近代以降、現代史になるまで」なのかわかりにくい。 よって、「近代以降現在までの歴史」を言うときにこの語を用いることがある。
It goes on further to detail the destruction of Soviet memorials in Eastern Europe, and the "resurgence of Nazim" in the Baltic countries, before concluding with the emergence of "Ukrainian neo-Nazism." >>とにかくロシアを正当化するには、大祖国戦争でソ連がナチス・ドイツに勝利したことに結び付けないといけなくて、現代においてはネオナチが迫っているという色眼鏡で見ないといけないのだろう。 詳細が知…
おはようございます。sekaishiotakuです。火曜日は、シリア・パレスチナ編。1900年代のシリア・パレスチナ編。第一次世界大戦直前の中東の様子を見ていきます。 http:// sekaishiotaku.com/country/syr/1900-2/
◆岩間陽子の『侵攻 飛び交う「歴史の亡霊」』(朝日新聞、2023.1.22付)は、ホロコーストの記憶をめぐって書かれた、説得力ある文章でした(ただ私は、G7に岩間ほど信頼感は持てません)。岩間の文章に関連して、二つのことを述べたいと思います。近代の戦争の歴史と文化史についてです。 ◆最後の段落に「日本は近代の戦争の歴史を、きちんと教えてこなかった」と書かれていましたが、高校や予備校で世界史を教えてきた者にとっては、違和感のある部分でした。「学校は近代の戦争についてきちんと教えてこなかった」や「近現代史をきちんと教えてこなかった」は、マスコミや研究者の間で、ほとんど常套句のように使われてきました…
どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。 5月10日から12日にかけてのブログで「『公共』という科目をご存知ですか?」というタイトルで高校社会科の新科目「公共」についてお話ししました。 令和4年度からの新学習指導要領の完全実施に伴い、高校生が必履修科目として学ぶことになっている新科目は、じつは他にもあります。 その一つが、「歴史総合」です。 これまでの学習指導要領では、「世界史」と「現代社会」を必履修科目としていたのですが、新しい学習指導要領では、「公共」、「歴史総合」、「地理総合」が必履修の新科目となっているのです。 今日のブログ…
早いもので3月も末ですね。新たに進学, 進級, 就職, ないし転勤になる皆さんはそれぞれ不安とか期待を抱えて複雑な心情ではないでしょうか。私も、所謂医局人事で地方の病院に行くことになるし, 秋には専門医試験も控えているので戦々恐々です。 今日は久々に、最近読んだ本を紹介します。 『KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ』(ベン・マッキンタイアー著, 中央公論新社) 題名から分かるように、これは旧ソ連に実在した二重スパイの人生を綴ったドキュメンタリーです。父親はスターリン政権下の1930年代にKGBの前身組織へ官僚として勤務し, 主人公自身も1950年代にモスクワの名門大学に入学して1960年代に…
ボスニア戦争は旧ユーゴスラヴィア連邦からのボスニア・ヘルツェゴヴィナ独立の際に発生しました。独立を主張するムスリム系スラブ人とクロアチア人、それに反対するセルビア間の戦争です。NATO空爆の後和平合意があり、スラブ人とクロアチア人はボスニア・へルツェコビナとして独立し、セルビア人はモンテネグロと新ユーゴスラヴィア連邦を結成しました。
日本学術会議任命拒否を受けた加藤陽子教授の著書である『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読んだ この本は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変・日中戦争、太平洋戦争という日本が近現代史で戦ってきた戦争の歴史を通して、高校生に行った日本近現代史の歴史の授業をまとめたものである。この授業の内容は単に時系列的に歴史を学ぶのではなく、加藤先生の深い知識を基にその時の国際環境、国内状況、国力比較、国際的力関係、友好関係、思想的対立、当時の様々な意見など多角的に要素を組み合わせながら授業を展開し、また生徒さんには、自分が当時の作戦計画の立案者としたらどう考えるか、当時の国民に立って反対か賛成か…
※2010年4月14日のYahoo!ブログを再掲 ↓↓↓ なかなか刺激的なタイトル。 本書は高校生を対象にした講義録だ。著者の加藤陽子さんは東大の教授であり、1930年代の世界史の専門家だそうだ。 往々にして講義録を本にすると分厚い割には薄っぺらい内容になる。でも、この本は読み応えがあり、迫力がある。 戦争に関する本の多くは、実際に体験した方の苦労や悲惨さを描いている。本書は、国内の状況、国際的な動向を勘案し、まさにその当時の日本のエリートが考えに考え抜いて、戦争を選んだ、その意思決定のプロセスが丹念に解説されている。 中学校で習った日本史が、明治維新どまりだったこともあり、そりゃざっくりと何…
15.東アジアの今後-対立と共存関係のゆくえ 近年歴史研究のグローバル化が盛んになり、それに伴い歴史認識問題のグローバル化も進行中です。竹島や尖閣諸島の領土問題、東アジア共通の危機といえる北朝鮮問題など総括します。 日本は大平正芳内閣時代より、中国の改革・開放政策に理解を示し、経済的・技術的援助を行った。これに中国も感謝の意を表明し、日中友好ブームが起きた。そのような日中関係に変化がみられるようになったのは、1982年6月に起きたいわゆる「教科書事件」からである。 また1985年に靖国神社にA級戦犯が合祀されたことが明らかになる
一条真也です。延長された「緊急事態宣言」を「読書宣言」と陽にとらえて、大いに本を読みましょう! 『近現代日本の民間精神療法』栗田英彦・塚田穂高・吉永進一【編】(国書刊行会)を読みました。「不可視な(オカルト)エネルギーの諸相」というサブタイトルがついています。編者の粟田氏は宗教学者で、愛知県立大学、愛知学院大学等非常勤講師。塚田氏は上越教育大学大学院学校教育研究科助教で宗教社会学者。吉永氏は舞鶴工業高等専門学校教授で、専門は近代仏教史、民間精神療法史です。 本書の帯 表紙カバーには日本髪を結った女性に手かざしで施術をしている霊術家の写真が使われ、帯には「霊術・精神療法を総覧するオカルト史」と大…
メモ。「私たちが参照する歴史とは『探究された歴史(歴史叙述)』なのであって、『実際におこった歴史』そのものではないのです。ここで言う歴史叙述には、歴史に関する著作だけでなく、一次史料とも言うべきその時代の文書、当事者の証言なども含まれます。だから高校の授業で『歴史を学ぶ』といういとなみは、叙述された歴史を検討しながら実際におこった歴史に手を伸ばそうとする学びなのであり、焦点化して言えば、『重層的な歴史叙述を検討する学び』なのです。」(小川幸司) 高校生の頃、教科書をめくればぜんぶ書いてあることを定期試験の穴埋め問題に備えてひたすら暗記していると妙にウツウツとした。でもここで点を稼いでおかなけれ…
書誌情報:農文協,191頁,本体価格1,400円,2023年6月20日発行半農半X的 これからの生き方キーワード AtoZ (かんがえるタネ)作者:塩見直紀農山漁村文化協会Amazon著者は,故郷綾部で半農半Xを実践し(現在は妻の故郷下関に移住),人と地域,集落のX(天職)を可視化し続けている。そのための提案を,古典的編集手法「AtoZ」を使って半農半Xを実現するためにキーワード26にまとめた理論書兼実践書である。 愛媛ゆかりの坂村真民(Eの項)や無茶々園(Fの項)などにも触れ,半農半Xの生き方の構図を描きだしていた。いろいろ模索しながら未来を見据えた実践例の紹介とほどよい理屈に先人の智慧の挿…
近所の八百屋に買物にいったら、シャインマスカットが430円で売っていました。 シャインマスカットは、現在、日本で人気の果物でその甘さと食べやすさから今までのブドウよりも出荷量が多いのです。 値段は1000円前後が相場なのですが、近所の八百屋では430円で売っていました。 安いので買ってみて家で食べてみた所、普通においしいシャインマスカットでした。 シャインマスカットの特徴は皮ごと食べられるところと、今までのブドウにあった苦みが全くない事です。 食べやすく甘さがふんだんにあるのでこれからも人気の果物となるでしょう。 今までブドウ栽培していた農家さんも数年前からシャインマスカット栽培に切り替えてい…
【林千勝】今、日本に差し迫る本当の危機「WHOの謀略」 https://twitter.com/ChikatsuHayashi/status/1701120783857467646?s=20 【林千勝】今、日本に差し迫る本当の危機「WHOの謀略」 林 千勝 【近現代史研究家】@ChikatsuHayashi 先ほど、FBによって削除されました !「この動画は、YouTube コミュニティ ガイドラインへの違反により削除されました」 ⇒ これを「検閲」と言います ! https://minnanonews.jp/main/korona/korona/1694443652/1694443652.h…
先週末は外に出る機会が多かったので、今日は疲れて午前中はずっと寝て過ごしました。 疲れがたまると睡眠の大切さがよくわかります。 しかし、一日中寝ていると夜眠れなくなったり生活習慣が悪くなってしまうので、午後は起きて買物に出かけました。 午後に買物にいくと安いお買い得の野菜や果物などは既に売り切れていました。 特に近所の八百屋は休日に大安売りをしているので早めに行かないとお買い得の品はほとんど売り切れになります。 そこの八百屋はバナナ3房100円で売っている時もあるので早く行かないと売り切れてしまいます。 スーパーでは同じようなバナナが1房150円くらいで売られているので八百屋で買った方が断然お…
9月24日(日)13:00から 森まゆみ、鎌田慧 加藤陽子、岡野幸江、梅森直之 田中ひかる 伊藤野枝・大杉栄らの没後100年記念シンポジウム「自由な自己の道を歩いて行こう」会場:アットワンダー本店3階(神保町)https://itonoeosugisakaeraevent.blogspot.com/2023/08/924100.html 『青鞜』の冒険 女が集まって雑誌をつくるということ (集英社文庫) 作者:森まゆみ 集英社 Amazon 聞き書き・関東大震災 作者:森 まゆみ 亜紀書房 Amazon 大杉榮 自由への疾走 (岩波現代文庫) 作者:鎌田 慧 岩波書店 Amazon 満州事変か…
図書館から借りている本の一部を入れ替えることになりです。二週間借りること ができるのですが、週に一度足を運んで借り換えをしていますので、毎週のように 新しい本を手にすることになります。 昨日に借りましたうちの2冊は、まったく未知のもので、こんな本がでていたの かというものでした。読むことができるのかどうかわかりませんが、当方が借りて ページに風をいれるだけでもよろしでありましょう。 うち一冊は、次のものです。 〈サラリーマン〉の文化史 あるいは「家族」と「安定」の近現代史 作者:鈴木貴宇 青弓社 Amazon まるで未知の著者による本でありまして、まずはあとがきを読んで見ることに です。 「本…
1940年(昭和15年) 9月23日 日本軍が北部仏印に進駐。 1937年7月から始まった支那事変(日中戦争)により、日本は戦時体制に移行して長期戦へ突入。 財政や国民生活は日に日に悪化していき、支那事変の1日も早い解決が政府の最重要課題となりました。 戦争が泥沼化した背景には、援蒋ルートを利用した蒋介石政権への欧米の支援が挙げられ その内の一つがフランス領インドシナ(現 ベトナム、ラオス、カンボジア)を経由する仏印ルートでした。 支那事変を解決したい日本政府は、仏印ルートの閉鎖を現地の仏印政府に何度も要求しますが、拒絶されてしまいます。 そんな中、1939年9月に欧州で第二次世界大戦が勃発し…
かんだ食堂がなくなってしまったことで、秋葉原という街の顔はまたひとつ、掘りが浅くなってしまった、皺がなくなってノッペリしてしまったよなあ、とおもうわけである。秋葉原自体にはあまり縁故がなく、とはいえ丸五のとんかつはずっとずっと味を落とさずにやっているし、麺処ほん田といううちの地元にもお弟子さんががんばってらっしゃる(麺処隆という屋号で、福島でラーメンといえるラーメンはここくらい、というがんばりようである)ラーメン界に革命を起こしたお店もある。なんならば食のついでに秋葉原らしいことをしてみるか、というほどには、食に、困るということはないんだな。震災から一、二年して秋葉原じゅうのメイド喫茶を全店め…
今日は、所属しているフットサル同好会に行ってきました。 日頃の運動不足を解消する為に月1回は参加するように心がけています。 フットサルは常に動いていなくてはいけないスポーツなので大変ハードです。 途中で息が切れて倒れそうになりました。 日頃からもっと運動していれば、そんな事もないのですが、普段はほとんど運動しないで参加しているので、ほんとにきついです。 しかし、自分でやりたくて始めた事だし、ここで倒れたらただの負け犬になってしまうと思って根性で走り続けました。 開き直ると意外と力がでるようで、その後はなんとか最後までプレーする事が出来ました。 この同好会に参加している目標は、とにかく最後までプ…
❝まず、祖国を追い詰める敵を知り...❞ https://www.youtube.com/watch?v=HkkN6zqw6dE ❝「今年97歳になる母からの手紙……」 [20:18]百田尚樹チャンネルチャンネル登録者数 41.2万人32,459 回視聴 73 分前にライブ配信 「チャンネルの解説」先日、今年97歳になる母から、私宛に手紙が届きました。その手紙は、政党を作ると言った息子への心配と愛情が溢れたものでした。 母にとっては、67歳のジジイも「子供」に見えるようです…… この動画への私(絹声七色)の2件のコメントを記載します。 @user-hg3ry6wv4g 0 秒前① 敵を知り己を…
今日は事業者さん達が集まるセミナーに行ってきました。 会社経営者、個人事業主などをしている方々です。 皆様、それぞれ色々な個性をお持ちの方々ばかりでした。 ほんとに人それぞれ色々な資質や大事にしているものが違うのだなと、しみじみ感じてしまいました。 お話しを聞いているとよい刺激を受けることが出来ました。 人を知るにはその人が大事にしているものを知るのがよいきっかけにもなると思います。 人を知り、己を知る事が良い関係を築く第一歩だと思いました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・配偶者ビザ取得サポート。国際結婚して日本で幸せに暮ら…
(2023/9/22) 『ディストピア化する世界経済』 「闇の支配者」が仕掛ける資本主義の崩壊と日本の危機 ベンジャミン・フルフォード 清談社 2023/7/12 <はじめに 世界の国々が「戦後体制の改革」を熱望している> ・最近の国際情勢の動きは明らかに普通ではない。なぜなら、「ハイブリッド戦争」が起こっているからだ。 この戦争の目的は簡単にいうと、「第ニ次世界大戦後につくられた国際秩序を新しく世界各国に平等なしくみに置き換えること」だ。 一方、これまで戦後体制のしくみで利益を得てきた国や勢力(ハザールマフィア)はそれに猛反発し、自分たちの生き残りを図るための第三次世界大戦を起こそうとしてい…
2014年の本屋大賞翻訳小説部門で第1位となり、その後『ナチス第三の男』の邦題で映画化もされたローラン・ビネ氏(翻訳は高橋啓氏)の『HHhH プラハ、1942年』を遅ればせながら読みました。このところロシアとウクライナの戦争に関する書籍や双方の歴史に関する書籍を片っ端から読んでいて、その途中で偶然見つけた一冊でした。 HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)ドイツ語の“Himmlers Hirn heißt Heydrich(ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる)”から頭文字だけ取った HHhH が原書のタイトルで、日本語版ではこれだけじゃ何のことかわからないだろうという配慮…
こんにちは!公立Fラン高校botの松本です。 今回は、僕の友人であり、立命館大学を中退していて(詳しくは、拙著『嘘から身を守る』参照)、現在22歳の依翠くんが、約半年で慶應義塾大学に合格出来るのか考察していきたいと思います! ↑慶應を目指している依翠くん ①慶應義塾大学の入試科目は2科目!? ↑恐らく、依翠くんが志望している文学部の入試科目(パスナビ より https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2370/subject ) まずは、慶應義塾大学の入試形態について軽くおさらいしようじゃないか。筆者自身が文・商・経・法・総合・環境の過去問三年分の過去問や慶應の入試…