「歴史上、これほど小さな事件がこれほど大きな戦争を引き起こした例は、ほとんどありません。」1914年6月28日、ボスニアの首都サラエボの街角で二発の銃声が響きました。オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公と妻ゾフィーが、19歳のセルビア人青年ガヴリロ・プリンツィプに暗殺されたのです。この事件から6週間後、ヨーロッパは全面戦争に突入しました。最終的に30カ国以上が参戦し、約2,000万人が命を落とした第1次世界大戦(1914〜1918年)の始まりです。なぜ一人の皇族の暗殺が、これほど大規模な世界大戦につながったのでしょうか。その答えは「引き金」と「火薬庫」の違いに…