秋の朝、大学のコピー室へゆくと、 ハチヤ君が授業での発表用の資料作成をしていた。 ハ「あ、のりもさん。おはようございます。早いですねぇ???」 私「お、おはよう。資料整理かい?大変だね」 ハ「はは・・・まぁ・・これが仕事みたいなもんですからね。ところで、のりもさん、今日は何の日か知ってます?」 私「お、来ると思った。今日は天気予報を見てきたからね。 いわゆる『霜降』だって言いたいんだろ。 二十四節気の『露、冷気により霜となり降る』ってやつ」 ハ「そうこう・・・ぁぁ・・そうでしたね。 だけど、僕が言おうとしたのは歴史の話しで、 平安時代に源義家が初めて昇殿を許された日なんですよ」 私「えぇ?・・…