日本の俳優。歌舞伎役者。本名は両川宗男。屋号は京屋。1955年6月30日生まれ。東京都出身。法政大学文学部日本文学科卒業。 大学卒業後に国立劇場歌舞伎養成所の研修生となる。1982年の研修終了後に代目中村雀右衛門門下となり、初代中村京蔵を襲名している。OBCの会計ソフトウェア「勘定奉行」のテレビCMで、奉行役を長年演じていることで有名。
国立劇場第6期歌舞伎俳優研修を修了(1982年)された中村京蔵さん。その後4世雀右衛門に入門して40年を超え、今や女方の要として歌舞伎界にとってなくてはならない存在です。 早稲田大学の歌舞伎学会のイベント「演劇の証言〜中村京蔵丈に聞く」があると聞き、行ってきました。 京蔵さんって、私にとっていつも見ていて安心な脇役という感じでした。ところが驚かされたのは昨年「フェードル」の舞台でした。卓越した演技力は知っていても、この難しい和洋折衷の芝居を自主公演でやり遂げた力というのは一体どこから来たのだろうと、感嘆の思いを禁じえず、それから特に舞台では注目してきました。「紀尾井町家話」に出演時は、ものすご…
8月19日~20日にかけて、国立劇場小劇場で中村京蔵の自主公演「中村京蔵爽涼の會フェードル」が上演されたので、20日の昼の部に観てきた。 クラファン達成 摂州合邦辻とフェードル 歌舞伎をベースにした和様式でのフランス古典悲劇!? 歌舞伎との違い 時空を超えない 女方と女優が共演 太刀持ちが表情豊か 今の世にもいくらでも当てはまるテーマにぞくぞく ▲病鉢巻は、歌右衛門が玉手御前を演じた時に使ったものだそう! クラファン達成 この公演は、クラウドファンディングで200万円をゴールとして立ち上げたが最終的には200万円を超すお金が集められた。私もわずかながら協力させてもらったので、クラファンの最後は…
癸卯年七月初五。気温摂氏25.4/33.3度。晴。 一昨晩の武田砂鉄のラヂオ(プレ金ナイト)でスタジオジブリの雑誌『熱風』のことが語られてゐた。ジブリの映画〈君たちはどう生きるか - スタジオジブリ〉について砂鉄さんが敢へて「この映画を見ずにこの映画について語る」といふのを暫く前にラヂオでやつてみせた。その時の唯一のテキストとなつたのが『熱風』(7月号?)の編集後記にこの映画のことが書かれてゐたところ。砂鉄さんは「君たち」と君に「たち」と複数になつたことで上からの目線も気になるが(吉野作造の意図だけではなく)昭和12年といふ時代を考へると、それから戦争、戦後の時代に、その「君たち」がじつは自主…
陰暦五月廿四日。気温は下が摂氏20.6度(水戸)上が28.6度(東京)。曇。水戸駅に昨日、成城石井が開業。フランチャイズ含め全国に200店舗だかあるのださう。昭和2年に成城駅前で開業した果物やである。成城だつたから成城石井にできたわけで田園調布石井ではゴロが悪いし三ノ輪だつたら今でも商店街の果物やだつただらう。それにしてもどこの駅ビルでも成城石井で駅前には穴吹建設のサーパスマンションのある単調な風景。母とお昼から国立劇場での観劇で、その前に軽食と劇場近くの〈おかめ〉に。昔からある老舗の甘味やで確か有楽町だったか、と言つたら母は有楽町の日劇の裏の横丁にあつた〈おかめ〉に記憶があるさう。今もその場…