ノストラダムスが田中角栄のことを予言していた、と聞くとあなたは笑うだろうか。ここは前回紹介した元・一橋大学の先生である中村恵一氏の解説を聞こうではないか。問題の詩は以下である。 9章の65月の角にもどってやってくる外国の地で、受け取られ、預け入れられる莫大な報酬が大騒動を引き起こす大いなる非難、中には大いに称賛する人もある 詩の表題の番号に着目せよというのも中村氏の斬新な視点だ。外国の研究者でも聞いたことがない。章・番号に隠されている時間と場所。ノストラダムスは 章・番号に意味を込めてると。例えば前回取り上げた、6章の35 オーストラリアとニュージーランドの発見についての詩。35は、南緯35度…