ウィトゲンシュタイン、最初の一歩 作者:中村 昇 亜紀書房 Amazon クリスマスイブの21時台の世田谷線はガラガラだった。お家パーティでみんな早めに帰宅したのかな。 『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』 中村昇著を読む。心に残ったところを何点か。 2私は世界だ 「わたしたちは、はっと気づいたときには、かならず<私>というとても狭い部屋に閉じこめられています。そこから、その同じ<ワンルームマンション>にずっと住みつづけます」「ウィトゲンシュタインが言うように、「主体(私)は、世界の一部なのではない、そうではなく世界の境界」なのです。世界をつくりあげているのは、<私>という領域なのです」 ユク…