前回の記事の続きで、 物書き、絵描き、は胡散臭さの典型と書いたが、 先日テレビで、落合皎児という油絵画家と 田中一村という日本画家のドキュメンタリーを見た。 80年代、バルセロナで活動した落合は、 ピカソやミロなどの巨匠と並ぶ「スペイン画家150人」 に選ばれ、称賛を受けていたが、日本帰国後は、 酒浸りで変わり者である落合の存在に振り回され、 妻は孤独死、次男は心を病み自殺、挙句の果てに、 長野のアトリエが火事になり、本人は焼死した。 そして、 長男に残されたのは、千枚の絵と1500万円の借金。 借金返済のため、何とか父の絵を売ろうとするが、 賞を取ったわけでもない父の絵は二束三文で…。 一方…