// (賤の女に襲い掛かるタライ) (串刺しになった童子の首)※この挿絵には串が描かれていない。 新日本古典籍総合データベース※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0)※画像は拡大できます。 【原文】十七日昼頃、平太郎が家に前方より立ち入りし賤《しづ》の女《め》有り。今日《けふ》訪《と》ひ来たりしに、互ひに物語せし処《ところ》に、何処《いづく》とも無く盥《たらひ》転び出で、彼《か》の女を追う程に、門の外迄出せしに、女ハ平太郎が投げ打ちせしと思ひし由《よし》にて、急ぎ帰りけると也。此の夜ハ眼《め》丸《まろ》き童《わらべ》なる首、…