本邦初演! 「解放」第2564号(二〇一九年四月一九日号)の記事の筆者は、ある学習会に参加し、そこでチューターから教えられたこの「実践的立場の基本」をみなで〝実践〟し、気合いを入れて学習に入ったことを描いている。ところが、この図解は、同志黒田の実践的唯物論とは無縁なものである。 そもそも、この図解では、主体が対決する客体が欠如している。それは、かつての黒田寛一の言葉によれば、「独り相撲」である――ということをわれわれは当時ブログ等で明確に指摘しておいた。そのほんの一端を以下に示す。 もう一度この図を見てください、この図を凝視してください。 そうだ!相手がいないのだ。 一見、空手のようでありなが…