末端まで思想溶解した「革マル派」中央官僚一派 ㈠「イスラミック・インター-ナショナリズム」を原理化した岩倉・片桐論文(前回掲載) (二)中洋・アラブ世界プロレタリアの「西側先進国階級闘争の放棄」への幻滅を共有した黒田 確かに「イスラミック・インター-ナショナリズム」なる用語をプロレタリア・インターナショナリズムとの対比において使用したのは黒田である。しかし黒田はこの用語を、岩倉や片桐が使っているようにプロレタリア・インターナショナリズムを超える――少なくとも中洋・アラブ世界において――意味合いを持ったものとして使っているのであろうか?黒田は「終焉の端緒」においてどのような意味内容において「イス…