第10回 次いくよ、次。 【振り返ってはならぬのです、先を見つめるのです】 試験は無事終了。 たぶん受かった、と会場を出て確信した。 わからない問題も何問かあったけど、間違えていい範囲内だったし。 万が一うっかりミスをしていたとしても十分余力のあるラインで収めることができた。 なかなか良い感じである。 とりあえずの達成感が心地よい。 これでさわやかな風が吹いたらもっと気持ちいいのだろうけれど、残暑なんてまだ遠いほぼ真夏の日曜日。 滝のように汗を掻くしかない。 もう本当に嫌。早く夏は過ぎ去ってもらえないかしら。 ついでに次来るときはもっとゆっくりしてきてくれていいよ。 ちなみに試験は途中退室した…