わたしは、あまり好きではなかった。 つつましく暮らす役所広司なら「すばらしき世界」の方が、わたしは好きだ。 以下、気になったところを書くので、この映画を好きな人は用心されたし。 本作「PERFECT DAYS」は広告映画だと思う。 なんの広告かというと、渋谷区の「ナイスデザイン」トイレ、そして清掃員として、つつましく、穏やかに暮らす「日本の人」である。 ユニクロの経営者、柳井さんがプロデュースしたトイレプロジェクト、その映画化と聞いて、広告映画なんだろうな~、と思い、でも評判いいし、見たら意外によいかも、と思ったが、別方向からいろいろ気になってイライラした。 映像や、役者の演技、空気感などは、…