看護師が働く現場は幅広く、同じ病院であっても診療科によって業務内容や残業の多さが異なる。特に、運ばれてくる患者の症状の度合いによって、その業務の忙しさは大きく変わってくるだろう。一般的に、手術のある診療科で働いている看護師は、残業する時間が発生しやすく、帰りが遅くなる傾向にある。具体的には、予定になかった手術の発生するケースや手術が長引くケースが多く、結果、度重なる残業につながっているようだ。 そのほか、循環器科や急性期病棟なども、残業で仕事が長引く可能性が高い診療科だ。実際、循環器科は患者の容態が悪化しやすく、対応が予定通りに進まず遅れることが多々ある。急性期病棟も同様であり、定時までに仕事…